【果樹全般】肥料の計算方法について
肥料の計算方法
これはどんな野菜や果樹の栽培にも当てはまることですが、肥料の基準は基本的に、10a(1反)あたり窒素を何キロ施用すれば良いかというのが施肥の基本になります。
以下に肥料の計算方法を記載します。
具体的な計算方法
まず肥料の袋を見てみると9-5-8のような数字が書いてあると思いますが、これは窒素が9%、リン酸が5%、カリが8%ことの肥料に含まれていますよということを表しています。
肥料袋が20kgであれば、20kgの9%の窒素、すなわち1.8kg(=20kg×0.09%)が1つの肥料袋に含まれていることになります。
ですので10aあたり例えば窒素12kgを施用する場合は
12(kg) ÷ 1.8(kg/袋) = 6.66・・(袋)
であり、6袋と半分ちょっと(合計約133kg)を10aあたりに施用することとなります。
ちなみに10aとは1反のことでもあり10m×100mの大きさのことでもあります。
例えば、もしご自身の畑が10m×20mであれば2aですので肥料は、
6.66(袋)× ( 2 / 10 )で、1,333袋ということで1袋と三分の一やれば良いことになります。
計りがないときに、袋の量で計算すると便利です。
肥料の計算は施肥の基本中の基本ですので是非間違うことのないよう計算して下さい。
下に入力フォームを作りました。試してみてください。
袋に書いている成分(%)と入れたい成分量(kg)から求める場合
上記では肥料の袋何個分が必要かを計算する説明をしましたが、下記に肥料が何キロ必要かを求める計算ができるようにしています。
手持ちの肥料の成分(3%とか、7%とか)と、投入したい成分量(窒素5kgとか、リン3kgとか)とかを入れていただくと、何キロの肥料が必要かがでてきます。