【温州ミカン】マルチシートの敷設(8月の作業)

① 極早生の着色促進目的

10月上旬頃に収穫するゆら早生や日南早生などの極早生着色を促進する場合8月末まで部分マルチの被覆を行う。極早生で全面マルチを行うと着色は良くても酸が下がらずに酸っぱいみかんになってしまう恐れがあります。
着色促進の場合は、株元をあけるようにマルチをし、降雨が入るようにしましょう。
糖度上昇を目的とする場合は、株元までしっかり全面マルチをしますが、酸がちゃんと下がっているか、かん水の必要があるか気をつけましょう。

② 糖度上昇のマルチ

極早生については上記で述べましたが、宮本早生や興津早生などの早生、林温州や大津4号などの中生、晩生の品種については全面マルチを行い糖度上昇を狙います。
過度の乾燥は酸切れの悪いすっぱいみかんができたり樹勢を落とす原因になるので、以下のことについて、注意しながらマルチを行ってみてください。


マルチの下からかん水(点滴かん水など)できる場合
7月から全面のマルチ被覆

マルチを開放しかん水をする場合
8月から全面マルチ土壌の乾燥程度によっては、マルチを開けて降雨やスプリンクラーなどの水を入れてやります。